一人オーケストラとは

一人で全部演奏!「一人オーケストラ」について

YouTube:音口あいの音楽研究所【The 13th Struggle/キングダム・ハーツ2】
どうも!音口あいです。
皆さんは、一人で全パートを演奏(またはアカペラ)している動画を見たことはないでしょうか。

正式名称は私の知る限り恐らくなく、「多重録音」「全部一人で弾いてみた」「ひとりセッション」「全部俺」など、各演奏スタイルによりいろいろな通称で呼ばれています。
これらの通称だけでもピンとくる方もいらっしゃるのでは。

音口は「ゲーム音楽×全楽器の音を一人で弾く」というちょっと特殊なことをしているので、イメージしてもらいやすいよう「一人オーケストラ」(または「多重録音」)と呼んでいます。
(一般的な通称ではないかもしれませんが「一人オーケストラ=音口」にいつかなれたらという密かな野望があるのでそのためでもありますw)

「全部ヴァイオリン」「全部オカリナ」など一つの楽器で複数パート演奏したり、ギターや笛、太鼓など複数の楽器を一人で演奏したり、一人で全パートアカペラで歌ったりと演奏形態も多種多様なのがまたおもしろいところで、音口の場合は、本物の楽器をほとんど弾けない(せいぜいピアノとリコーダーくらい)ので、キーボードと音楽ソフト(以下:DAW)に内蔵されている楽器の音を使って演奏しています。

大まかな制作フロー

音口の場合は以下のフローで演奏動画を作っています。

1. 採譜(耳コピ)
2. 演奏練習
3. 撮影・録音
4. 音源編集
5. 動画編集&コラージュ動画編集

全行程一人でやってるので、そのぶん制作時間がかかるし、根気も必要…。
かといって長期でだらだらやるのは苦手なので、時間がかかる曲でも、この日は採譜と音色の準備!この日は撮影!この日は動画編集!などスパンを決めてやってます。

パート数が少ない曲であれば仕事がお休みの日を利用してその日のうちに1曲終わらせることも。
きつくないの?と心配されることがあるのですが、これがですね、一回ゾーンに入ると集中力が劇的に上がるんですよ、不思議と。何時間でもやれる。

ただ、1曲1曲に全力投球しているせいか、1つの動画が仕上がると燃え尽き症候群になってしまって、その次の曲にとりかかれるまでなかなかエンジンがかからないこともありますけどね(笑)

使用楽器・機材

・楽器:CASIO 光ナビゲーションキーボード LK-228
・音楽制作ソフト:Studio One 5
・オーディオインターフェイス:GO:MIXER
・スマホ(撮影のため)etc.

演奏楽器はCASIO「光ナビゲーションキーボード LK-228」(以下:キーボード)というキッズキーボード。
当初はキーボードの内蔵音色・多重録音機能だけを使い全パート弾いていましたが、リズム音痴ゆえパーカッションパートがつらすぎた(笑)こと、表現の幅を広げたかったこと(これが一番の理由!)から、現在はキーボードの音色+音楽制作ソフト(以下:DAW)「Studio One 5」(旧演奏動画ではStudio One 4 Prime)の内蔵音色と打ち込みに頼っています。
パーカッションや速弾きなどの音口の手に負えないパートを打ち込みにすることで、キーボードだけでは困難だった楽曲への挑戦が叶うこととなりました。

キーボードとDAWの音色を用いて演奏を録音したら、少しでも聴きやすくするため、音のずれを調節したり音色にエフェクトをかけたりして誤魔化しています(笑)

そうして音源を仕上げると、今度は動画編集です。
演奏はパートごとに録音しているのですが、そのときに同時進行で撮影もしています。
このパートごとに撮った動画を一つひとつ編集し、最後に全動画を一つの動画内に画面分割してまとめます(コラージュ)。
…なんだかセキュリティモニターみたいですね(笑)
コロナの影響(2020年6月現在)でオンラインセッションが流行っていますが、そちらもこれと同じようなものです。みんなでやるか、一人でやるか。

おすすめの一人オーケストラ(アカペラ)動画

百聞は一見に如かず!ということで、私が大好きな一人オーケストラ(一人アカペラ)投稿者の動画をいくつかご紹介します!
演奏(歌唱)もさることながら、音源や動画の編集技術なども素晴らしく、見習うべきところが非常に多いので、これから一人オーケストラ(アカペラ)を始めようと考えている方、演奏動画を見るのが大好きな方にこそ見ていただきたいです。
原曲を知らない方でもエンターテインメントとして楽しめると思いますよ!

FreddeGredde【Wind Waker Unplugged】


YouTube:FreddeGredde【Wind Waker Unplugged】
こちらの動画はスウェーデン出身のマルチプレイヤー「フレッディ・ゲラダ(FreddeGredde)」氏が一人で全パート演奏(&コーラス)する「ゼルダの伝説」(作曲者:※複数名のため下記)のアレンジメドレー。

曲目は風のタクトの「タイトル」をベースに「プロロ島」「大海原」、神々のトライフォースの「ゼルダ姫救助」「裏の地上」、そして、ゼルダの伝説「メインテーマ」。7種類の楽器(一部キッチン用品w)とコーラスで奏でるエモーショナルで温かみのあるアレンジです。
※作曲者一覧
「プロロ島」「ゼルダ姫救助」「裏の地上」「メインテーマ」(作曲者:近藤浩治)
「大海原」(作曲者:永田権太)

3パートに始まり、次第に新たな楽器とコーラスが加わって、クライマックスは19パートに!
音口もいくつか演奏動画を投稿していますが、多くてもせいぜい10パートちょっとくらい。
それでもいつも苦労しているので、それ以上ともなると演奏だけでなく動画編集に至るまでものすごく大変だろうなと。
パート数にも圧倒されますが、何種類も楽器を弾けちゃうのがまたすごいですよね。いや~真似できない。

Smooth McGroove
【Final Fantasy VII – One Winged Angel Acapella】

YouTube【Final Fantasy VII – One Winged Angel Acapella】
こちらは一人アカペラYouTuberの「スムース・マクグルーヴ(Smooth McGroove)」氏が一人アカペラで歌う「ファイナルファンタジー7」の名曲「片翼の天使」(作曲者:植松伸夫)。
パート数はなんと驚異の21パート!(※序盤の口笛のアルペジオは実際は数枚のコマですが1パートとして数えています)
この曲、1コーラスの長さが約4分もある(1990年代のゲーム音楽にしては長いのではと思っている)のですが、なんとそれを2コーラスも歌ってくださっています。根気が凄まじい。

原曲の再現度高さや歌唱力、ゲーム映像ありの画面構成、映像・音の綺麗さなどあらゆる点で完成度が高く、音口は彼の動画を見て一人オーケストラ演奏を始めようと思い至りました。

彼の選曲は有名なものだけでなく少しニッチなものもあり、ゲーム音楽がガチで好きなのが伝わってきます。
めちゃくちゃ好きじゃなきゃあんな手の込んだことできない(断言)

彼の偉大さは音口のプロフィールでも語っているためここでは割愛!

さいごに

一人オーケストラについて、ざっくり言うとこんな感じですが伝わりましたでしょうか。
実を言うと、「キーボードの音色を使う場合」と「DAWの音色を使う場合」とで「オーディオインターフェイス&スマホで録音→音楽ソフトにインポート」するか「キーボードとPCをつないで音楽ソフトで録音」するかでフローが異なるなどいろいろあるのですが、そのあたりはいずれ!